「ホールスタッフ募集」こんな求人を見かけたことはありませんか?
基本、飲食店では「キッチン」と「ホール」に分かれてお仕事をしています。
では、キッチンとホールの違いってなんでしょう?
なんとなくわかるけど、明確には答えられないという人も多いのでは?
今回は、ホールスタッフの仕事内容からメリットまで、詳しく紹介していきます。
ホールスタッフの仕事で、真っ先に思い浮かぶのは「オーダー取り」ですよね。
ですが、それだけじゃありません。
ホールスタッフは、ホール内(店内)のスタッフ。
接客はもちろん調理以外の業務は基本的に全て行っているんです。
人気の店や高級店などは、席案内とオーダーのスタッフを完全に分けているところもあります。
また、逆に店舗によっては、発注までホールスタッフが行っているところも…
ホールスタッフと一口に言っても、その業務は本当に企業によって多種多様です。
長く働いていると、店長の代わりにシフト作成の業務を代行することも珍しくありません。
正社員の給与は、19万〜23万円からのスタートがほとんどです。
ですが、それは未経験の場合に限った話。
ホールスタッフの経験があると、話はだいぶ変わってきます。
もちろん企業にもよりますが、20万後半からスタートする場合も珍しくないです。
ホールスタッフの給与は、仕事内容やスキルというより、業種によって大きく左右されます。
例えば、居酒屋のホールスタッフの場合は比較的お給与は高めですが、逆にカフェなどの人気店は給与が低くなる傾向があります。
「どこで働きたいか」にこだわりがなければ、大手企業で給与が高めな業種を選ぶのがオススメです。
ホールスタッフの月間残業時間は30〜40時間ほどと言われています。
日で計算すると1〜2時間程度ですね。
ホールはキッチンと違って、食材の仕込みなどをする必要がないので、早朝勤務などは比較的少ないです。
ですが、逆に夜は締めの作業などがあるため、遅くなる可能性が高いかもしれません。
また、24時間営業の店舗もあるため、自分がどう働いていきたいかはしっかり考える必要があります。
では、イメージが何となくついてきたところで、次に働く上で大切なホールスタッフの「メリット」と「デメリット」について詳しく紹介していきます。
ホールとキッチンどっちにしよう?
働く前に詳しく知っておきたい!
他の職種と条件を見比べて判断してみたい!
・・・などなど。
もっと、ホールスタッフの仕事を詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてください。
ホールスタッフの業務は基本的に接客が中心です。
例えば、学生から社会人になり企業へ就職するときなど、接客力の役立つ機会は非常に沢山あります。
特に、販売職や営業職などはもちろん。
事務職などの各部署との連携が必要になってくる業種では、接客力は重視されるケースが多いです。
転職する際も有利に働くかもしれません。
ホールスタッフは、基本的に複数人で仕事を行う場合が多いです。
加えて、キッチンスタッフとの連携なども必要になってくるので、様々な連携スキルが身につきます。
「料理を作っている間に自分はテーブルを片付けよう」
「他のスタッフがお客様を案内しているうちに水の準備をしておこう」
そういったスキルは、社会人になってからだけでなく、私生活でも役立つので是非とも身につけておきたいスキルですよね。
飲食店は、学生やシニアなど様々な年齢の人が働く場所です。
すると、必然的に様々な価値観の人と話す機会や、新しい流行を知る機会も多くなるでしょう。
日々の仕事の話などで絆が深まる場合もあります。
ホールスタッフは、料理人と違い基本仕込みをしないので、早朝(例えば朝4時など)の勤務はないです。
ですが、帰りは「レジ締め」や片付けなどの作業があるため、夜は遅くなる傾向があります。
24時間営業のお店は少し事情が違うかもしれませんが、だいたい閉店してから30分前後はかかるそうです。
ホールスタッフは基本的に接客業です。
もちろん、お店の掃除や発注などもありますが、接客を外すことはできません。
ですが、大手のチェーン店ではマニュアルや研修があり、しっかり教えてくれるところがほとんどです。
人前で話せないなどの事情がない限り、正直あまり心配する必要はないでしょう。
もちろん企業によって異なりますが、ホールスタッフのキャリアプランは基本的に以下のような流れです。
ホール > 店長 > 本社勤務(SVなど)
大きな会社では、ホールから店長までに「ホール責任者」や「チーフ」といった役職を挟む場合もあります。
店長になると、店舗の運営や新人の教育、シフト表の作成など「接客」より、お店を「管理」のするため業務が増えるでしょう。
もちろん、人が足りなくなれば接客なども行いますが、基本は運営する側としてお仕事する形になります。
店長業務に慣れてきたら、次はSV(スーパーバイザー)に昇格します。
SVとは、簡単に言うと特定のエリアにある店舗を、全て統括する責任者のことです。
仕事内容は多岐に渡りますが、基本的にはエリアにある店舗の売上指導や、スタッフの育成などがメインになってきます。
スタッフとして働いていると、たまに「本社に研修行ってきて!」みたいなことがありますよね。
そういったモノを行うのもSVのお仕事です。
正直、ホールスタッフとして求められる仕事は、企業や業種によって違います。
例えば、高級レストランと居酒屋で考えてみましょう。
求められるスキルも仕事内容も違いますよね?
なので、今回はホールスタッフの未来、共通して求められるスキルについてご紹介できたらと思います。
最近、店員さんではなくタブレットで直接注文すること増えてきていませんか?
以前は「IT化が遅い」と言われていた飲食業界ですが、最近は注文を専用のQRコードからするお店なども増えてきています。
ですが、注文の負担が減った分、ホールスタッフの人数は少なくなってきているんです。
もちろん高級店などは、今でも店員さんが注文を取ってくれるところもありますが、電子化は年々増え続けるでしょう。
そんな中でホールスタッフでいるためには、スタッフも色々工夫をする必要があります。
どんなお店でも「ホールスタッフ」として働く。
そのために、まず形のある実績を残して、企業の信用を得ることが大切です。
形のある実績を実績を残す第一歩として、一番確実なのは資格取得です。
ホールスタッフに関する資格は色々とあるので、今回は個人的におすすめしたい資格を3点ほど紹介します。
こちらはホールスタッフだけでなく、あらゆる業界のサービス接遇業務全般に活かせる資格です。
例えば。ホテルの従業員、アパレル関係者、キャビンアテンダントなどなど。
資格は、1級・準1級・2級・3級の計4等級。
文部科学省後援のビジネス系検定の1つで、サービスに対する心構えや応対を学ぶことができます。
「ソムリエ」という言葉だけなら、恐らく聞いたことがあるのではないでしょうか。
ですが一口に「ソムリエ」といっても、色々なジャンルのソムリエ試験があるのはご存知ですか?
一番有名なモノは「ワイン」ですね。
例えば、高級ホテルのレストランなどでは、料理に合うワインをウェイターが紹介してくれたりします。
彼らの多くは、ワインソムリエの資格を持っており、お給料も普通のウェイターよりも高い傾向があるんです。
他にも、ソムリエはワインだけでなく、ハーブや野菜、変わり種でいくと「オリーブオイル
ソムリエ」なんてものまであります。
いや、オリーブオイルにそこまで種類ないだろ!
・・・と思ったのですが、調べたら製法だけでも大きく分けて3種類、細かく分類すると8種類ありました。
製法だけでそんなにあるんなら、メーカーによって味もだいぶ変わってくるのかもしれません・・・
ソムリエは2万〜6万円ほどで取得できます。
少しお高めですが、興味がある方は調べてみるだけでも面白いかもしれませんよ。
レストランサービス技能士って聞いたことありますか?
その名の通り、レストランのサービス能力に優れた人材であることを認定する国家資格です。
資格は1級・2級・3級の3等級制で、受験する者は特定の条件をパスする必要があります。
1級
・11年以上の実務経験がある人
2級
・3年以上の実務経験がある人
3級
・1年以上の実務経験がある人
こちらザックリとした内容です。
本気で受験したい方は「日本ホテル・レストランサービス技能協会」が発行している受験者資格の資料を読んでください。
3級まで取得するには時間がかかりますが、取得できれば飲食業界で評価されること間違いなしです。
高級店やレストランなどは、キッチンとホールを基本的に分けているところが多いです。
もちろん「キッチンもホールも両方やってね!」と、いうスタイルの飲食店もありますが。
で。結局、応募するならどっちが良いの?
そう思った人もいると思うので、今回はホールとキッチンを徹底的に比較してみようと思います。
キッチンかホールか、結論からいうと「何をやりたいか」によって答えは違います。
当たり前だろ、と思う方もいると思いますが少しだけ続けさせてください。
まず、キッチンとホールは仕事内容が全然違います。
キッチンは調理専門の職なので技術を磨きたい!
調理が大好きでずっと続けていきたい!
そう思う方は調理に向いていると思います。
キッチンは現場寄りの職業です。
例えば、キッチンとホールで完全に別れている場合、管理業務を行うのは基本的にホールのスタッフです。
なので、経営がしてみたい!
本社で働きたい!
そんな方は、キッチンではなくホールスタッフをすることをオススメします。
ただし、キッチンとホールの両方をやる店舗の場合は、どちらに応募したかあまり関係ありません。
将来独立してお店を持ちたい、という夢がある方はどちらもやっておくことをオススメします。
アルバイトでは、キッチンよりホールのほうが高くなりがちな傾向があります。
ですが、正社員だと話は別です。
技術を身につけていくと、キッチンスタッフのほうがホールスタッフより1〜2万円ほど高くなります。
ホールスタッフから店長になると給与も上がりますが、それまでの給与は上がりにくいかもしれません。
これは、何をやりたいかによるので、一概に「これです」と答えることは難しいです。
ただし、転職することに絞っていうならば、面接で「スキル」をアピールしやすいのはキッチンでしょう。
なぜなら、ホールスタッフは店長という役職に上がる、ということ以外に実績が作り難いからです。
何ができますか?
そう問われても、店長なら「売り上げをいくら上げた」など、目に見える形で実績が答えられます。
ですが、ホールスタッフの場合、目に見える実績を作りづらいのです。
そうなると、もう主観で答えるしかありません。
もちろん、ホール責任者になるなどの実績を作れれば別ですが、ただ働いているだけでは難しいでしょう。
逆に、キッチンスタッフは「飾り切り」や「魚が捌ける」など調理のスキルをアピールできます。
ただし、そのスキルが評価されるのは、あくまでキッチンで料理人として働く場合のみです。
異業種に転職する場合、キッチンとホールではコミュ力が高いホールのほうが有利に働くケースがあります。
ホールのスタッフのキャリア形成で、一番多いのが店長になってからSVに昇格するというものです。
業務は接客から、次第に管理業務に移行していきます。
企業の状況などによっては、SVから営業部やマーケティング部門に行く人も。
転職するなら20代の場合、比較的いろいろな職種にキャリアチェンジすることもできるでしょう。
キッチンスタッフは、副料理長から料理長に昇格するパターンが多いです。
調理したいが、土日は休みたいし17時には上がりたい。
そんな希望がある場合は、調理師や栄養士の資格を取れば、学校の給食などのお仕事も選べます。
料理長として名を挙げれば、本社でメニュー開発に携わることもあるでしょう。
ホールスタッフ
キッチンスタッフ
ホールスタッフは、人と対面する仕事なので臨機応変さが求められます。
場を引っ張っていくのが得意な人や、人と関わることが好きな人はホールスタッフに向いているでしょう。
逆に、キッチンは現場のお仕事がメインになります。
手先が器用な人、調理が好きなだけでなく同じ料理を作っていても苦にならない人など、職人気質な人に向いていると言えるでしょう。
これまで、ホールスタッフの仕事について紹介してきましたが、いかがでしたか?
ホールスタッフになりたい!
自分はキッチンがしてみたい!
などなど、皆さんの判断材料になれたら嬉しいです。
ホールスタッフになるには、転職エージェントに登録する必要があります。
ですが、最初から1つに絞るのではなく、初めての方は複数のサイトに登録しておきましょう。
その登録先の1つとして転職初心者にはコーディアルへの登録をおすすめしています。
コーディアルは飲食専門の転職エージェントです。
転職したことないけど大丈夫かな・・・と思っている方でも安心安全。
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この機会にぜひ登録してみてくださいね。